夜尿症(オネショ)
夜尿症(オネショ)でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
はじめに
当院は、私の過去28年、延べ12万人を超える施術
経験を元に、さまざまな症状の患者さんに対応してき
ました。
私が経験した夜尿症について、当院の考え方や
治療方針をまとめました。じっくりお読みください。
夜尿症とは・・・?
夜尿症とは、5、6歳を過ぎても継続的に睡眠中に無
意識に排尿してしまう行為が認められるものをいいま
す。夜尿は5歳児で10~15%、10歳児で7%程
度にみられ、どの年令においても男児が2~3倍多い
ことが知られています。
夜尿症の原因
子供の夜尿症の場合、最も大きな原因として挙げられ
るのは、夜、寝ている間に体内で作られる尿の量と、
作られた尿を溜めておく膀胱の大きさとのつりあいが
上手くとれていないことです。
大人が夜尿症になる原因といわれているものにストレ
スがあります。様々な場での人間関係、仕事で溜まっ
た疲れなどがストレスを呼び、自律神経に異常をきた
して夜尿症を発症します。
治療の注意点
夜尿症の治療には、3つの原則があります。
①叱らないこと
夜尿を叱ってしまうと、本人も気にしていますので、
劣等感を助長し、自主性や意欲を減退させることに
なりかねません。叱るのは逆効果です。
②焦らないこと
夜尿症はあせっても早くなおるものではありません。
のんびりしたおおらかな気持ちで治ってくるのを待ち
ましょう。
③起こさないこと
夜中に起こしてトイレに行かせることは、睡眠リズム
を狂わせ、本来深い眠りが持っているおしっこを濃く
するホルモンの分泌や排尿機能の発達を妨げます。
当院の考え方
夜尿症の方は、基本的に病院へ行くことをオススメし
ます。整体やマッサージでは対応していないと思いま
す。
しかし病院で治療をしてもスッキリしない時は、ご相
談ください。
夜尿症は、基本的に尿もれと同じと考えています。臀
部、下腹部、大腿部、下腿部に凝り が見られます。こ
の凝りによって骨盤底筋群が引っ張られ、尿道活約筋
が緩むために起こると考えています。
当院の治療法
当院では、まず臀部や大腿部、下腹部の凝りをほぐし
骨盤底筋群の緊張を取り除いて症状を回復させます。
また下腹部の凝りをほぐし、膀胱の緊張感を緩和させ
症状を回復させます。
※ 着衣のままでの治療ですから、恥ずかしくありま
せん。ご安心ください。
※ 腹部の見つけにくいスジなので、圧迫感のない、
薄くてゆったりした下着を着用してください。
※ 誰でもあることなので、恥ずかしがらずに電話で
ご相談下さい。完全予約制なので、他人と顔を会
わせることは、ありません。
日常の注意点
①パン、ドーナツ、ピザ、フライドポテト、チョコレー
ト、ケーキ、アイスクリームなど、トランス脂肪酸を
多く含むものを食べると、下腹部がモゾモゾして、頻
尿や尿漏れになります。最近若い人にも頻尿・尿もれ
の人が多いのは、このためです。
②体が冷えると臀部や鼠頚部が凝って、漏れやすくなり
ます。特に、足の裏が冷えると、漏れやすいです。
※下腹部(へその下)に貼るカイロを当てると、体全体
が温まり、症状が改善します。
③日中はおねしょのことを気にせず、欲しがるだけの水
分を与えてあげましょう。ただし、眠る時間の3時間
前になったら水分控えましょう。
④塩分を控えましょう。体内に過剰な塩分があると、そ
れを排出する為に尿が作られます。また、塩分を摂り
過ぎると喉が渇き、水分を摂りたくなります。
個人の対処法
① 骨盤底筋訓練
・尿道や肛門を5秒ほど締めます。・そして緩めます。
・10回繰り返します。
② 膀胱トレーニング
・トイレに行きたくなっても、5分間我慢します。・しだいに時間を延ばします。
・排尿時刻と排尿量を、排尿日誌に記録します。