サポーターが不要になったリウマチの患者さん
- 2015年06月20日
- ブログ
関節リウマチで膝が痛くなり、階段の上り下りが不自
由な患者さんが、サポーターなしで歩けるようになり
ました。
当初この患者さんは膝が屈曲し、腰が曲がった状態で
来院され、おそらく改善しないと思っていました。
しばらく通院するうちに少しづつ改善し、屈曲制限は
残るものの膝が真っ直ぐ伸びるようになり、腰も伸び
るようになり、姿勢が良くなって、身長も高くなりま
した。
今日はサポーターなしで来院され、普通に歩けるよう
になったと喜んで帰られました。
リウマチは、免疫作用が異常を起こし、関節を守る組
織や骨、軟骨を外敵とみなして攻撃し、壊してしまう
病気です。
リウマチによる炎症は、この滑膜組織から始まり、し
だいに軟骨や骨に影響がおよんでいきます。
そのため病気が滑膜組織にとどまっているうちに治療
を始めれば、軟骨や骨が壊れるのを防ぐことも可能で
す。
リウマチでお悩みの方は、なるべく早めにご相談くだ
さい。