水毒について
- 2014年06月10日
- ブログ
1日2リットルの水を飲むと、血液がサラサラになると言われたり、
血栓を防ぐために水を飲むように医者にすすめられることから、
水が健康に良いと考えている人が多いと思います。
しかし東洋医学では「水毒」という言葉があり、体内に余分な
水分がたまり、排泄されないことでさまざまな症状が起こると
言われています。
当院に過敏性腸症候群の患者さんが通院されていますが、下痢
の症状が治まったのに、最近再び下痢するようになり、午前中に
5回も下痢するようになったとのことです。
施術すると腰に筋硬結を確認しました。以前にも増して硬く、
何か食べ物に原因があると直観しました。
腹部も同様に凝り固まっていました。
私 「何か冷たいものを飲みませんでしたか?」
患者 「水筒に冷たい水を入れて、毎日飲んでいます」
私 「おそらくそれが原因ですね」
この方は水筒の水を飲んだだけなのですが、内臓が再び凝り
固まってしまいました。内臓が凝ると機能が低下して水分吸収が
出来なくなり下痢するようになります。
内臓の調整を終えると、患者さんの表情が明るくなりました。
過敏性腸症候群の方は、冷たい水にご注意ください。
普通の方も冷たい水を大量に飲むと、体がだるくなったり
下痢するようになりますので、水分摂取もほどほどに
しましょう。