薬とサプリメントの違い
- 2013年03月07日
- ブログ
化学薬剤とサプリメントは見た目は似ていますが、どこが違うのか調べてみました。
化学薬剤はほとんどが純粋な構造式をしています。亀の甲の形をした化学式で出来た、
これ以上分解されない最小分子ものばかりということです。
だから体に入ると強く反応し、効果も強いものがあります。
しかし薬は化学的に作られたものなので、元々体の中に無い異物ということです。
慢性の症状の時は、薬を長期間服用することになりますが、
これは長期にわたって異物を摂取し続けるということです。
当然副作用も出やすくなります。
一方サプリメントは元々体の中にあったものでそれを補うのがサプリメントです。
体の中にあったものなの副作用はほとんどありません。
だから長期間服用する場合はサプリメントの方が安全ということです。
以前肩こりの患者さんで何回も通院しているのにほとんど回復しない方が
いらっしゃいました。なぜ回復しないのか不思議でしたが、いろいろ聞いてみると
降圧剤や睡眠導入剤や頭痛薬など7種類の薬を何年も服用していました。
つまり7種類の異物を何年も摂取していたわけで、
体内でどのような化学反応が起こっていたのかわかりませんが、
体が異物を排除しようとして緊張していたので、
肩こりがほぐれなかったのだろうと考えます。
なかなか回復しない場合は、薬の副作用で回復しない場合もあり、
薬を飲み続けることが、必要なことなのか、不必要なことなのか、
必要と考えるならば副作用も受け入れる覚悟があるのか、
患者さん本人に判断してもらうしかないと思いました。